台中市霧峰にある「霧峰民生故事館」を訪れた。
ここは、かつて林鵬飛医師の診療所兼自宅であった建物をリノベーションし、彼の生涯や地域の歴史を紹介する空間として公開している施設である。
診療所だった一階
一階には診療所として使用されていた名残が残っており、入口付近には医師の業績や診療風景に関する展示が並ぶ。診察室も公開されており、当時の地域医療の様子を垣間見ることができる。
この地住んだ人の歩みを伝える二階
二階は展示スペースとなっており、農協の歴史や第二次世界大戦で殉職した医師とその家族についての資料が中心である。活字資料を中心に、この地域に住んでいた方々の歩みを丁寧に伝えている。
レストランも併設
この日は観光客のみであったが、地域の農協などがイベント会場として利用することもあるようだ。また、隣接して「黑翅鳶麵食館」というレストランもあり、見学後に食事を楽しむこともできる。
台湾では、古い建物をリノベーションし、歴史を伝える施設として再生する例が多い。特徴的なのは、その多くに日本統治時代の痕跡が関わっている点である。今回の霧峰民生故事館では、戦争という負の歴史を通じて日本との関わりを知る機会となった。忘れてはならない出来事として、改めて向き合う意義を感じた。
アクセス
台中市内からは50番のバスでアクセス可能である。光復新村からも徒歩や自転車で訪れることができ、観光ルートに組み込みやすい立地である。
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