まめはな雑記

台湾迷の日本人による、旅行記、読書録、その他メモ。台湾以外のネタも少々含みます。

【南投】カエルの子はカエル

日月潭に行った際、カエルをモチーフにしたオブジェや装飾を何度かみかけた。

カエルの子はカエル…ではないので、親子ではなく、カップルなのかもしれない、などと考えた。

セルフィーのお手伝いしているカエルさんもいた笑

調べたところ、日月潭には、「九蛙畳像」という、9匹のカエルが重なっている像があり、これにちなんだものらしい。

「九蛙畳像」は、水位によって、湖面から顔を出す蛙の数が変わるため、ダムの貯水量を知る目安になっているそう。

www.sunmoonlake.gov.tw

鹿やフクロウのように、カエル伝説もあるのかと思って調べたが、見た限りではなさそうだった。

【食】台湾で味わえる日本式うなぎ料理ガイド

台湾には、日本式のうなぎ料理を提供する店が点在している。

炭火で丁寧に焼き上げた蒲焼、リーズナブルなうな重、居酒屋スタイルのうなぎ料理など、日本に近い味を楽しめる場所が多い。

ここでは、台北と高雄で実際に訪れた三店舗を紹介する。

台北】板前屋 ― 炭火焼きの本格蒲焼丼

台北・南港展覧館近くにある「板前屋」は、本格的な炭火焼きの鰻を提供する店である。
注文を受けてから鰻を捌くため、料理を待つ時間も楽しみの一部になる。蒲焼丼は日本の味に遜色なく、白ごはんと甘辛ダレが絶妙に調和している。

串焼きや刺身など、鰻以外の日本料理も充実している点が特徴だ。

📍 MRT南港展覧館駅から徒歩10分

Google評価:4.4(2025年10月時点)

【食】板前屋さんで鰻の蒲焼丼をいただく - まめはな雑記

【高雄】僕.燒鰻 ― 居酒屋スタイルで楽しむうな重

高雄にある「僕.燒鰻」は、うな重を看板メニューに据える日本食レストランである。

店内は居酒屋風で、夜は賑やかな雰囲気となる。

ふわりとした鰻に甘辛いタレが絡んだうな重は絶品で、骨も気にならず食べやすい。

お通しやドリンクサービスもあり、居酒屋らしい気遣いが魅力だ。

📍 高雄市新興區林森二路135巷15號

Google評価:4.7(2025年10月時点)

【食】僕.燒鰻のうな重を食べる@高雄 - まめはな雑記

台北】初鰻 × 職人味自慢 ― リーズナブルに楽しむうな重

台北・晴光商圏にある「初鰻 × 職人味自慢」は、リーズナブルにうな重を楽しめる店である。
うな重定食(小サイズ)は280元で、味噌汁や副菜が付く。甘辛いタレと柔らかな鰻の相性が良く、コストパフォーマンスに優れる。

鰻以外の料理も豊富に揃っているため、複数人で訪れるのにも向いている。

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📍 台北市中山區(晴光商圏エリア)

Google評価:4.7(2025年10月時点)

【食】初鰻 ― 台北で味わう本格うなぎ料理 - まめはな雑記

台湾でうなぎを楽しむ魅力

台湾は日本同様に米作文化を持ち、鰻の養殖や調理技術も発展している。

そのため、日本式のうなぎ料理を違和感なく味わえる環境が整っている。

台湾生活中に「和食が恋しい」と思ったときや、特別な食事をしたいとき(台湾人ゲストを日本食料理店にお連れする際など)に訪れると満足度が高い。

【旅】台中市霧峰観光記:歴史・文化・グルメを満喫する一日

台湾中部に位置する台中市霧峰区は、歴史的建築や文化施設、地元のグルメが楽しめる観光スポットが集まるエリアである。今回は台中駅を拠点に、光復新村、九二一地震教育園區、黒翅鳶麵食館、霧峰民生故事館、霧峰農會酒莊を巡り、霧峰の魅力を堪能した。

光復新村:レトロな街並みとカフェ文化

霧峰の観光は、台中駅から50番のバスでアクセス可能な光復新村から始めるのが便利である。光復新村は、1950年代に行政関係者や学校職員のために建設された住宅街で、ピーク時には約400戸が存在したという。

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1999年の九二一地震で建物の老朽化が進み被害を受けたが、レトロな雰囲気を残しつつ再建され、現在はカフェやハンドメイドショップが軒を連ねる。午前中に訪れると静かで、家族連れやカップルが散策しており、どこを切り取っても絵になる街である。飲食店は正午以降に開店するため、甘味処だけが営業している時間帯もある。

【旅】台中観光|レトロな雰囲気漂う「光復新村」を歩く - まめはな雑記

九二一地震教育園區:地震の歴史と学び

光復新村からさらに足を延ばすと、九二一地震教育園區に到着する。ここでは1999年に発生した九二一大地震の被害や、倒壊した建物の様子を学ぶことができる施設である。

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かつて学校だった建物や倒壊した構造物を観察でき、耐震設計の重要性を肌で感じることが可能だ。館内では台湾の断層や過去の地震、防災の知識、災害救助犬の活動についても学べる。台中駅から50番のバスでアクセスでき、日本語解説もあるため、観光者でも理解しやすい。

【旅】台中観光|九二一地震教育園区で学ぶ台湾の防災と歴史 - まめはな雑記

黒翅鳶麵食館:地産地消グルメを味わう

九二一地震教育園區から徒歩または自転車でアクセスできる黒翅鳶麵食館では、地元で採れた食材を使用した麺料理を提供している。

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名前の「鳶」は、鳶がネズミを捕ることで稲を守るという食物連鎖に由来しており、地元の自然と結びついた店名である。

野菜たっぷりのそば風麺は食感と味が絶妙で、麺自体はお土産として購入することもできる。地産地消を体感できる食事処として、霧峰観光では外せないスポットである。

【食】台中の黑翅鳶麵食館で地産地消グルメを楽しむ - まめはな雑記

霧峰民生故事館:歴史建築のリノベーション

霧峰民生故事館は、かつて林鵬飛医師の診療所兼自宅だった建物をリノベーションして作られた文化施設である。一階には診療所の名残が残り、二階では農協の歴史や第二次世界大戦での医師・家族に関する展示が行われている。

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古い建物を活かしつつ、地域の歴史を伝える空間となっており、観光客だけでなく地域のイベント会場としても利用されている。光復新村からも徒歩または自転車でアクセス可能で、歴史と文化を同時に学べる。

【博】台中の霧峰民生故事館でこの地の歴史を垣間見る - まめはな雑記

霧峰農會酒莊:地元のお酒を楽しむ

霧峰農會酒莊は、農協直営の酒蔵であり、地元の果物や米、蜂蜜を使った酒類を購入できる。果実酒、清酒、焼酎など種類も豊富で、試飲も可能である。

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筆者は小瓶サイズの清酒「初霧」を購入し、持ち帰って楽しんだ。台北小巨蛋にも出店しており、地元だけでなく都市部でも入手可能である。台中駅から50番バスでアクセスできる。

【酒】台湾産の純米酒を試飲|霧峰農會酒莊 - まめはな雑記

霧峰観光まとめ

光復新村ではレトロな街並みとカフェ、九二一地震教育園區では防災学習、黒翅鳶麵食館では地産地消グルメ、霧峰民生故事館では歴史建築の魅力、霧峰農會酒莊では地元酒の試飲と購入を楽しむことができる。

霧峰区は歴史・文化・グルメが揃ったエリアであり、バスや自転車を活用すれば効率的に観光できる。台中観光の中でも、霧峰を巡る一日は特に充実した体験となるだろう。

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【食】特有種商行電影咖啡館|映画好きが楽しめるカフェ体験

台北のMRT忠孝新生駅近くに「特有種商行電影咖啡館」というユニークなカフェがある。ここは、台湾の有名映画監督魏徳聖氏と、その舞台裏を支えたスタッフたちがオープンした店だという。

映画作品とゆかりのあるカフェ空間で、グッズ展示とドリンク・食事を楽しめる場所だ。

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映画とコラボした空間演出

外観からしておしゃれなこの店。一歩入ると、「セデック・バレ」「KANO」など台湾映画のポスターやグッズが展示されており、映画ファンの心をくすぐる仕掛けが随所にある。映画の「カット!」を象った小道具なども目に入り、映画好きでなくとも興味を引かれるデザインである。

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座席の作りも凝っており、ゆったりとしたソファ席やテーブル席があり、カフェ利用だけでなく映画鑑賞後の余韻を味わうのにも適した空気が流れている。

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メニューと料理の印象

この店で人気とされるメニューは「どんぶり系料理」である。ただし、筆者は健康診断直前かつ野菜不足を自覚していたため、サラダを注文した。

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そのサラダにはホクホクとした芋が含まれており、ボリューム感も十分であった。見た目以上に量があり、思わぬ満足感を得られた。ただし、隣の席の料理を見ると、その量の多さに驚く人の姿もあった。

映画ファンにはたまらない要素

このカフェはただ飲食を提供する場所ではなく、映画と結びついたコレクションを併設しているため、映画ファンには魅力が大きい。展示されているグッズや映画の小道具を見るだけでも訪問の価値がある。

映画の世界と日常をつなぐ場所として、特有種商行電影咖啡館は「映画好きのためのカフェ」として一線を画している。

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アクセス情報

  • 住所:台北市中正區臨沂街27巷4-1號

  • 最寄駅:MRT忠孝新生駅より徒歩

  • Google マップ評価(2025年10月時点):⭐4.3

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【食】初鰻 ― 台北で味わう本格うなぎ料理

台北で「本当に日本の味に近い鰻を食べたい」と思ったときにおすすめしたいのが「初鰻」である。店名の通り、鰻をメインに据えた和食店だ。

リーズナブルなうなぎ料理

今回注文をしたのは、うな重である。

うなぎは台湾で養殖されたものなので、和食ではあるが日本とさほど変わらない価格でうな重を楽しめる。

鰻は丁寧に焼き上げられ、外は香ばしく、中はふんわりと柔らかい。

タレは甘すぎず辛すぎず、口に入れると上品に香りが広がった。

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豊富なメニューとこだわり

うな重はもちろん、日本式の定食も充実している。

店の雰囲気

店内は落ち着いた和風の設えで、カウンター席もあり、一人でも入りやすい。

台北で味わう至高の一食

「台湾にいながら、日本食が食べたい」という願いを叶えてくれるのが、この「初鰻」である。

📍 台北市大安區光復南路240巷
Google評価:4.7(2025年10月時点)

【酒】台湾産の純米酒を試飲|霧峰農會酒莊

台中市霧峰にある「霧峰農會酒莊」を訪れた。

ここは農協の直営店であり、地元産の果物や蜂蜜、米を使用した酒を販売している。ラインナップは果実酒、清酒、焼酎など幅広い。

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純米酒を販売

店内には酒瓶がずらりと並び、特に純米大吟醸が目を引いた。価格を見て購入は控えたが、清酒が台湾で生産されていること自体が驚きであった。もっとも、霧峰は米どころであり、温度や湿度の管理が整えば清酒を造るのも自然な流れと納得した。

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試飲も提供されており、清酒はやや甘口の味わいであった。今回はバックパックでの旅だったため、大瓶は諦め、小さめの清酒「初霧」を購入。

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なお、台北小巨蛋にも支店があるとのことで、首都圏に滞在する旅行者も手に取ることができる。

店舗入口には米の大敵であるはずのネズミを模したオブジェが設置されており、ユーモアを感じさせた。

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アクセス

台中駅から50番のバスでアクセス可能。

光復新村や霧峰民生故事館とあわせて訪れると効率よく巡ることができる。

【博】台中の霧峰民生故事館でこの地の歴史を垣間見る

台中市霧峰にある「霧峰民生故事館」を訪れた。

ここは、かつて林鵬飛医師の診療所兼自宅であった建物をリノベーションし、彼の生涯や地域の歴史を紹介する空間として公開している施設である。

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診療所だった一階

一階には診療所として使用されていた名残が残っており、入口付近には医師の業績や診療風景に関する展示が並ぶ。診察室も公開されており、当時の地域医療の様子を垣間見ることができる。

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この地住んだ人の歩みを伝える二階

二階は展示スペースとなっており、農協の歴史や第二次世界大戦で殉職した医師とその家族についての資料が中心である。活字資料を中心に、この地域に住んでいた方々の歩みを丁寧に伝えている。

レストランも併設

この日は観光客のみであったが、地域の農協などがイベント会場として利用することもあるようだ。また、隣接して「黑翅鳶麵食館」というレストランもあり、見学後に食事を楽しむこともできる。

台湾では、古い建物をリノベーションし、歴史を伝える施設として再生する例が多い。特徴的なのは、その多くに日本統治時代の痕跡が関わっている点である。今回の霧峰民生故事館では、戦争という負の歴史を通じて日本との関わりを知る機会となった。忘れてはならない出来事として、改めて向き合う意義を感じた。

アクセス

台中市内からは50番のバスでアクセス可能である。光復新村からも徒歩や自転車で訪れることができ、観光ルートに組み込みやすい立地である。

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