台湾中西部に、鹿港という町がある。
かつて、台湾の三大港町として「一府、二鹿港、三艋舺」とまで言われた場所だった。なお、「府」は台南、艋舺は「萬華」を指す。
しかし、日本統治時代に、彰化~員林を経由する陸路の交通網が強化されたことなどにより、黄金期に幕を閉じ、今は港町として栄えたときの面影を残す、レトロで美しい街となっている。独特なグルメもあり、観光地としての人気も高い。
しかし、鹿港には、前述のとおり、鉄道がとおっていない。アクセス手段はバス、自動車、バイクなどになる。ここでは、バスでの鹿港へのアクセス方法をまとめたい。
大まかな移動方法
鹿港にむかうバスは、台中や彰化から発車している(なんと台北発のバスもある)。バスのリストは以下のHPに記載されている。
また、各バス運行会社のHPにもバスの情報が掲載されている。
今回、鹿港に行った際は、彰化まで台鉄にのり、彰化で台湾好行(6936)にのるという方法をとった。彰化のバスターミナル(彰化客運彰化站)は、駅を出てすぐのところにあって便利だった。
▼彰化客運彰化站の場所
彰化~鹿港のバスは5番乗り場から発車している。バスは、路線バス(公車)というよりは長距離バス(客運)であり、座先数は多い。席が埋まっても立ち乗りで載せてくれるようだったが、確実に座るのであれば発車10分ほど前にバスターミナルに行っておくと良いと思う。ちなみに、乗車時間は、渋滞状況等にもよるが、20~30分ほど。予約は不要で悠遊卡などでピッとすれば乗れる(事前のチャージをお忘れなく)。
▼台湾好行(6936番)の停車駅
台湾好行は、鹿港にくわえて、ガラスの媽祖廟などの観光地も通過するので、時間をうまく調整できれば、かなり便利だと思う。
(出所)高鐵臺中站-鹿港-台灣玻璃博物館 (台灣好行鹿港祈福線) - 彰化客運 CHANG HUA BUS
ちなみに、これらのバスの鹿港バス停付近には、以下のようなバックパッカーホステルがある。一人旅での利用におすすめだ。
鹿港観光を考えている方の参考になれば幸いである。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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