先日、宜蘭に行った際に、蘭陽博物館にいってきた。
実は、留学していた時に1度行ったことがあるのだが、その時はわたしの中文レベルが低かったことや、そもそも蘭陽という土地について何も知らなかったことから、十分に展示を理解しきれず終わってしまった。
あれから5年以上たち、さすがに少しは中文もマシになったので、改めて博物館を訪れることにした。
蘭陽博物館とは
蘭陽博物館は台湾北東部、宜蘭県にある博物館。入場料は大人1人100元。
山、海、平野の3地域をコンセプトにした展示がされており、宜蘭の歴史や自然について学ぶことができる。
なお、蘭陽とは、台湾北東部の三角州形の平原エリアを指し、蘭陽平野や噶瑪蘭(クヴァラン)平原ともいわれる。
アクセス
電車の最寄り駅は、頭城駅または外澳駅。ただ、ちょうど2つの駅の中間あたりに博物館があるため、よほど気候が良くて、歩くのが好きな場合を除き、頭城駅からバスを使って「烏石港轉運站(バスターミナル)」まで行くのが最も楽だと思う。
バスの番号などは、以下のサイトで日本語で紹介されているので、こちらを見て確認するのが良い。
なお、今回は、宜蘭→台北に戻る方向で旅行をしていたので、まずは宜蘭駅から頭城まで台鉄に乗った後、そこからバスで博物館に行った。
博物館の様子
バスで博物館に到着。まずは、有名は外観を写真に収める。というか、バス停から博物館に行くときに、博物館の外見を見られる池の周り(撮影スポット)を通ることになる。結構写真を撮っている人がいたし、何なら撮影も頼まれた。
チケットを購入し、まずは特設展へ。
特設展
2024年の2月まで、繪自然 - 博物畫裡的臺灣特展(絵自然ー博物画の中の台湾特設展)というものを実施しているとのこと。
植物や動物を中心に、台湾の博物画の歴史を、実際の絵や書物を見て理解することができる。日本人学者の名前も登場するので、結構面白いと思う。
常設展
さて、いよいよメインの常設展へ。常設展は、3階に上り、下に降りながら展示を見るというスタイル。
農業のコーナーでは、床下に田んぼメンテナンスをするアヒルがいるというかなり凝った展示。かわいいな~と思っていたら、奥に、アヒルを丸焼きにしている(もちろんレプリカ)ゾーンがあった。そういう生活様式ですもんね...。
なお、1回にはお土産コーナーや軽食を食べられるレストランがある。
お土産コーナーは、数年前に行ったときは、宜蘭ならではの商品とか売っていたのだけど、今回はそういうものはなくて、言っちゃ悪いがどこの博物館にもありそう(ほかの台湾の博物館や水族館でも売っているのを見た)ものばかりだった。
数年前は、タイヤル族の織物で作ったペンケースを買って、今でも使っている(穴があいたので、この機会に買いなおそうかと思ったけど断念)。
そんなこんなでお土産コーナーはやや残念だが、展示は素晴らしかった。もしこのエリアに来ることがあれば、(涼しいので)ぜひ来館をおすすめしたい。
おまけ
ブロググループに参加していますので、ぜひ応援がてらクリックいただけると嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。