まめはな雑記

台湾迷の日本人による、旅行記、読書録、その他メモ。台湾以外のネタも少々含みます。

【酒】台北国際酒展・純酒展

台北で毎年開催されている(らしい)お酒の展示会にでかけた。酒造や貿易商などが出展し、台湾、日本、欧米などのさまざまなお酒やお酒にかかわる用品が展示・販売されている。

▼公式サイト

www.chanchao.com.tw

チケットは250元。当初、ネットで買おうと思ったら、インスタの公告からとんだこともあってか、会員登録が必要といわれ、面倒だったので当日券を購入した。 

せっかくなので、自分が知らない台湾のお酒やブランドに触れる機会にしたいと思い、台湾産のお酒を扱うブースを中心に回った。自分は最初の試飲でいただいたプラカップを使い回していたけど、デポジットありのグラスを使っている方や、マイグラスを持って参戦している人もいて、彼らに圧倒されながら、色々なお酒を試飲させていただいた。以下、おいしかったお酒と、個人的メモ。

品永悅股份有限公司

うさぎのマークが目印の「Bunnyville」が有名な企業。Bunnyvilleの果実酒はけっこういろいろなところで見かけるけど、ウイスキーを扱っているとは知らなかった。ウイスキーのボトルのキャップかわいい。

ウイスキー

価格リスト(今回は一番上のものを試飲)

日造酒妝

台湾のスーパーなどでも手に入る梅酒を製造するブランド。梅にさまざまな果物を加えた、台湾らしいアレンジがほどこされている。ここ以外にも台湾梅酒の企業が複数ありいろいろ試飲させてもらったけれど、梅以外の果物を混ぜているものはあまりないので珍しい。台湾は梅酒市場のレッドオーシャンなんだなと思った。

梅酒

臺中市霧峰區農會酒莊

先日の台中旅行でじつはこの農協(台中)にお邪魔し、清酒を購入していた。見覚えのある名前と思い、今回は果実酒を試飲。レモン、ライチ、ゆず、梅があり、レモンとライチは蜂蜜で甘さがつけてある(いずれも現地でとれたもの)。ゆずと梅は蜂蜜ではなく砂糖の甘さが加わっているとのこと。店員さんいわく、梅は割って飲んだ方がいしいけど、それ以外はストレートで冷やして飲むのがおすすめらしい。

果実酒がずらり

加賀企業社

白酒、ウイスキー、高粱などを手掛けるメーカー。今回初めて名前を知ったブランド。シングルモルトウイスキー穀物の風味が残る独特な味わいだった。黒ニンニク酒、インパクト強いけど味の癖は意外と少な目。

独特なラインナップ

ウイスキーなど

凱達格蘭酒業股份有限公司

ここも今回初めて知った台湾ウイスキー。高いけどおいしかった。そして、おばちゃんの営業がうまい!いいお値段なのに、何種類も試飲させていただき(こういう親切に自分弱いんだよなあ)、かなり酔っぱらった。

直営の販売店がないようで、台湾でもお店で買うことは難しいのだとか。名前がすごく台湾らしくて、個人的に一番気に入ったウイスキーだった。

凱達格蘭酒業のウイスキー

輸入ワイン

オーストリアの紫ワイン

日本でも売っているらしい。酸味がつよい紫ワインと、甘みがつよい紫ワインがあり、台湾だと、この2つをブレンドした甘酸っぱい味の人気が高いらしい。

紫ワイン

紫ワイン

スペインの青いワイン

スペインからの輸入ワインだけど、馬祖でしか販売されない青いワイン。この青は、春~夏にかけて馬祖でみられる「藍眼涙」という夜光虫の色にあわせたもので、バタフライピーの色みらしい。味は白ワイン。

青いワイン

最初、青いボトルに入った白ワインだとおもっていたが、透明なボトルに入った青いワインだった。びっくり。

真っ青

インドのウイスキー

インドでウイスキーを作っていることは知識としては知っていたが、初めて飲んだ。2012年から生産し、2022年にフラグシップラベルを発売したそう。

インドのシングルモルトウイスキー

所感

このほか、写真をとりわすれたけど、台東のアミ族伝統のライスワインや、台湾の貿易企業が輸入している日本酒など、色々飲んだ。日本のお酒はかなり多く出展していて、日本酒、焼酎、果実酒など種類も多様。なかでも日本酒の存在感がかなり強かった印象。

最終的に、台湾産のウイスキーと梅酒を購入。250元の元を取るつもりで試飲しまくったのに、結局その十倍以上の金額の買い物をしてしまったでした。全部台湾産のお酒だし、台湾経済回したからまあいっか!と、酔っ払いながら瓶を抱えて地下鉄で帰路についた。

最寄りの101駅には、お酒の入った紙袋を持った人、自分も同じようにほろ酔い(歩き方みたらわかる)の人がちらほら見かけられた🛍️

4月21日まで世貿1館で開催のようなので、お酒好きの方はぜひマイグラスと水を持参して行ってみてください。