先日、陽明山ツアーに参加して、春を満喫してきた。
朝8時半に台北駅に集合し、そこからツアー会社が手配してくれた車(2台)に乗り込んで、出発。事前に酔い止めを飲んでおくよう言われていたので、それもしっかり飲んで、1時間ほど車に乗ったら陽明山に到着した。
冷水坑
最初の降車スポットは、冷水坑。海抜740メートルの位置にあり、夏でも気温は30度前後と比較的涼しい場所とのこと。
冷水坑という名前は清の時代にすでに存在しており、火山活動でできたくぼみに水が溜まって湖になったのち、その水が流れ出て盆地になった場所だそう。
名前の由来は諸説あり、一つはこのあたりの温泉の温度が他より低い(40度くらい)というもの。もう一つは近くの山の南の麓に硫黄や鉄分を含まない、透き通った冷たい水の湧く泉があるから、というもの。水道整備前は、この水が近隣地域の飲料水源だったらしい。
ここには、硫黄の沈殿物によってミルクをいれたような色になっている湖「牛奶湖」もある。においなどは感じられず、不思議な光景だった。
小油坑
続いて向かったのは、硫黄が噴き出す小油坑。
煙はもちろん、地下の水分が熱でボコボコ唸る様子も間近に見られて、山が生きていると感じられる。ここは、観光客が歩ける範囲はそこまで広くないけれど、本当にうっかり触れてしまいかねない距離感で煙が吹き出していて、山の力強さと硫黄のにおいをダイレクトに感じられる。
個人的に、大分の地獄めぐりと箱根観光を思い出した。
写真だとすごさがあまり伝わらないので、よろしければインスタの動画からどうぞ。
竹子湖
三番目の降車スポットは、竹子湖。ここだけ以前一度きたことがあった。今回は、ちょうど海芋(オランダカイウ)の花が見ごろできれいだった。
竹子湖への行き方(自力で行く場合)や、花についてはこちらの記事にまとめてあるのでよろしければぜひ。
ちなみに、ここでお昼休憩もとった。一人では入りにくいお店に、他のツアー参加者と入れるのも、ツアーの醍醐味だと思う。
金山老街
竹子湖から車で1時間強かけて、いっきに海岸付近まで移動。金山老街は、台湾のどローカル老街で、アヒルの肉や芋を使ったスイーツが有名。
とはいえ、もうお昼を食べてきたのでお腹がすいておらず、芋チップをお土産に買った後はカフェでずっと涼んでいた。
一見やっていなそうなカフェだったけど、店の前で豪快に皿洗いしてたおばちゃんに、今日やってますかと声をかけたら、好きな席座っていいよと言われた上に、注文後にサービスで芋チップ(金山老街の名物)までつけてくれた。
注文したのはパッションフルーツティー。
老梅綠石槽
最後の降車スポットは、北海岸の老梅綠石槽。侵食された丸い形の岩が苔むした、独特な見た目の海岸。来るのは2回目だけど(海岸がとても長いので)前回と少し違う場所に来たら、海側から苔むした岩を見られる場所があった。よくわかってるガイドさんに連れてきてもらうと、こういう場所に気づけるのかと思った。
岩に近づくとこんな感じで緑になってるのかということがよくわかった。
最後に、このあたり名物の、石花をつかったジュースをガイドさんにごちそうになった。端的に言うと寒天のようなもの。東北角でも石花ジュースを飲んだので、北海岸~東北角あたりでよくとれるのだろう。
しかし、この寒天ジュースをのんだあと、帰路に就いたところ、交通渋滞に巻き込まれてしまい、2時間ほど車に缶詰め状態に。そこでどうしてもお手洗いが我慢できず、高速を降りたところでガソリンスタンドに寄ってもらい、事なきを得た。トイレに行きたいですという英語か中文は覚えておいた方がいい。
ツアー終了(夜市で下車)
なお、ツアーは台北駅または寧夏夜市解散を選べた。今回はせっかくなので夜市でおりることに、以前から気になっていた雞肉飯を賞味。おいしかった!
お店の詳細はこちらから。
dou4hua1photo.hatenablog.com
まる一日で、山と海と、おいしいものを堪能し、リフレッシュできた。
ちなみに、今回お世話になったツアーはKKdayで申し込めるので、ご興味ある方はぜひ(言語は中文または英文が対応可能だそう)。
https://www.kkday.com/ja/product/123686
おまけ
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最後までお読みいただきありがとうございました。