中文の先生に、台湾に「パリ」という名の場所があると聞いた。
厳密にいうと、中文での発音がフランスの「パリ」と一緒なだけで、日本語で聞くと、おなじ名前にはならない。
調べたところ、台湾のパリは、けっこう簡単に行ける場所だったので、ふらっとでかけてみた。
台湾の「パリ」とは
フランスのパリは中文で「巴黎」と書くが、台湾のパリは「八里」と書く。一応書いておくと、どちらも中文での発音は「バリ」である。
台湾の北部、新北市にある。地図で言うと、淡水の川を挟んで向かいにある。
もともとは、漁業資源の豊かな原住民の町だったが、淡水が港として発展していく過程で、反比例するように、漁業港としては衰退してしまったとのこと。
行き方(船の乗り方)
バイク屋車があれば陸路でいけるかもしれないが、観光客としてここに行く、というのであれば、淡水から船で行くのが一番手っ取り早いと思う。
船に乗る場合は、淡水の埠頭でチケットを買い(片道/往復)、係員さんにチケットを提示すればよい。予約は不要で、むしろその場で買うのが一番シンプルだろう。
淡水埠頭の場所は以下。MRT淡水駅から、黄金海岸沿いに歩いていくと、埠頭がみえてくる(休日の午後は人が並んでいることが多い)。その近くに、チケット売り場があるので、そこで購入する。チケット売り場は中文で「售票處」と記載されている。
船に乗る際、基本係員さんの指示に従えばよいが、一応船に書かれている航路を確認すrと安心だ。八里に行く船には「淡水↔八里」と書いてるはず。
乗船時にチケットは回収されるが、往復券を購入すると、帰り用のチケットが残るので、なくさないようにしよう。
乗船時間は10分程度だったと思う。川をわたるので揺れが少なく、船酔いはしなかった。ただ、風通しがかなりいいので、夏/冬に利用する場合は、服装に注意が必要だと思う。
台湾の「パリ」にあるもの
埠頭のすぐちかくに八里渡船頭老街がある。揚げたイカや、貝の酒蒸しなどが有名らしい。
また、バスにのると、近くにある十三行博物館にも行くことができる。台湾北部最古の考古学博物館で、入場は1人80元だった。
また、この日は天気が悪く利用しなかったが、サイクリングロードが整備されているので、自転車で海岸付近を回ることもできるらしい。ロードサイクルを楽しんでいる人がちらほら見受けられた。
所感
淡水観光ついでに八里による、くらいの気軽な気持ちで行ける場所だと感じた。
今回は午前中の船で淡水→八里にいき、その際はとくに並ぶ必要もなかった。しかし、午後に淡水にもどってきたところ、八里いきの船まちの列ができていた。船のキャパはそこまで大きくない(とはいえ15分に1本は出ているらしい)ため、バラびたくないのであれば午前中に出発するのがいいだろう。
おまけ
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