先日居留証を取得したので、それをもって台湾の銀行口座開設にいってきました。
居留証申請と受け取りまでの経緯は以下からどうぞ。
口座を開設したのは、国泰世華銀行です。緑の木がトレードマークです。
この銀行は、台湾でも比較的大きな銀行かつ、台北のMRT駅構内やファミリーマート内にATMがあるので、ご存じの方も多いと思います。
国泰世華銀行を選んだ理由
当初はほかの銀行での口座開設を検討していましたが、様々な事情により、最終的に国泰世華銀行を選びました。
自分の場合は、銀行に行くことができるタイミングと、時間に限りがあったので、事前にオンラインで口座開設予約を行ったうえで銀行に行きました。実は、ここがうまくいかなかった銀行が多く（中国信託や玉山）、唯一できた大きな銀行が国泰世華銀行でした。予約ができなかったケースは、いずれも身分証の番号が合わないというものでした。居留証の番号（カテゴリ？）によるのでしょうかね。
ちなみに、この過程で分かったことですが、台湾ではオンラインでの銀行口座開設も可能ではあるものの、外国人は対象外のケースがほとんどでした。
▼銀行を選んだ基準
- 家や学校、会社などの近くに銀行があるか（日本でもそうですが、何かあったときにすぐ手続きに行けるほうが便利）
- ATMが多い（コンビニや駅などにATMがある）
- 日本円対応の外貨預金口座がある
- 口座開設などの手続きがオンラインで可能（時間があれば予約なしで直接店舗に行くのでもいいかも）
※自分は考慮しませんでしたが、家賃などの振込先がすでに決まっていればそこに合わせるのもありだと思います。他行への振り込みで毎回手数料を取られるので。ただ、自分の場合は家賃振込先の銀行が、家の近くに支店が見当たらなかったので断念。
口座開設に必要なもの
口座の開設には以下が必要でした。
- パスポート
- 居留証（これがない人は、かわりに中華民国統一証号基資表を提出）
- 日本のマイナンバーカード（マネーロンダリングなど防止のために法的根拠をもって求められているとのこと）
- 所属機関の住所や連絡先
- 印鑑（なくても大丈夫。日本で使うような、名字のみの印鑑は利用不可）
- 1,000元（口座開設時に最低限預金する金額）
なお、健康保険証の提示も求められましたが、入境日を説明してまだ持っていないと伝えたところ、了承していただけました。
口座開設手続き
事前に時間を予約して国泰世華銀行へ。
受付の番号を取ってまっていたところ、待っている間に国泰世華銀行のアプリを入れてくださいとのこと。
今回はネット銀行も開設したいと思っていたのでダウンロードしました。
アプリをいじっていたら番号を呼ばれたので、口座を開設したい旨を伝え（我要開戶）、持ってきた書類を提出しました。
基本は、提出した書類に必要情報が記載されているので、担当の銀行員さんが黙々と入力をしてくれました。
その過程で聞かれた質問は以下の通りです（先人の方々のブログをもとに予習しておいてよかった、と思いました）。
- 口座開設の目的（自分の場合は、生活費用と伝えました）
- 学歴（学士／修士／博士）
- 住所は居留証に記載されている住所と同じかどうか
- 個人の電話番号（ネット銀行開設には必須）
- 所属機関・学校の電話番号
- ネット銀行、外貨預金口座を開設したいかどうか
ちなみに、ネット銀行口座開設の際には、携帯電話にSMSで、開設用のパスワードが送られてきました。
そして、書類の入力が一通り終わり、通帳とカードができたところで、1,000元を口座に入れて、きちんとカードなどが使えるかチェックをしました。
これらのすべての手続きが終わったのは1時間40分後。
銀行に来てからの待ち時間が10分弱だったので、実質1時間半かかったのかなとおもいます。
その場でキャッシュカードと通帳を手に入れることができました。
ちなみに、口座開設の手続きはすべて中国語で行いました。
全部完璧に理解できたわけではありませんでしたが、事前に書類をそろえていたことと、手続きで使う単語を確認していったので思ったよりもスムーズでした。
ちなみに、中国語が聞き取れなかったときは、LINEの翻訳機能を使いました（銀行員さんに直接スマホに打ち込んでもらうと自動的に翻訳される）。
町中のATMが利用できるようになり便利に
キャッシュカードが手に入ったので、さっそく日本から持ってきていた現金（台湾元に両替済み）を口座にいれました。
ずっと大金を持っているのは不安だったので、それを手放すことができて少しほっとしました。
早速、今後は家賃や通信費の振り込みがあるので、その際にもこの口座を使おうと思います。QOLあがる～。
