まめはな雑記

台湾迷の日本人による、旅行記、読書録、その他メモ。台湾以外のネタも少々含みます。

「手搖飲料」とは

「手揺飲料(手搖飲)」という言葉をご存じだろうか。台湾に住んでいる方であれば見聞きしたことがあるかもしれない。

「手揺飲料(手搖飲)」とは、手で持つタイプのドリンクのことで、代表的なものはタピオカミルクティーや、 朝ごはん屋さんの豆乳だろう。

基本的に、ストローで蓋を破って飲むので、 カバンに入れることは推奨されない(入れたことはあるが、 大惨事になった)。

 

この「手揺飲料」について、ちょっと調べていたところ、 面白いレポートがあった。

「手搖飲」消費大調查

https://www.gosurvey.com.tw/uploads/insight/tw/gosurveyinsight_20220901.pdf

GO SURVEYという台湾企業のレポートなのだが、これによると、 6割の民衆(消費者)が、普段飲み物を購入する際に「手揺飲料」 を購入しているという。さらに、このうち42%が週に平均5杯程度、 合計420台湾元を使っているらしい。

居住地別にみると、 南部の方が購入頻度及び購入額が相対的に高いらしい( 熱い都市部が多いから?)

また、購入のタイミングとしては「飲みたいと思ったとき」 がおよそ70%、次いで「午後のお茶の時間」がおよそ60% だった。

手搖飲で人気の味は?

続いて、どんな系統(味) のドリンクを購入するのかという点については、1位がお茶、 2位がミルク飲料(鮮奶)やラテ、3位がミルクティーだった。 ちなみに、 いずれもドリンクのトッピングとしてはタピオカが1位だった( 2位は「でっかいタピオカ(波霸))。

なんとなく、いちばん有名なのはタピオカミルクティーだけど、 買われているのはお茶というのが意外だった。

ただ、実際に台湾に住んでいた時のことを思い出すと、 お茶の方が全体的に安いので買いやすい印象はある。

レポートでも、お茶系の平均価格は37元な一方、 ミルクティーは54元だったので、 財布にやさしいのは前者のよう。

 

日本だと、自動販売機がおおいこともあってか、 どちらかというとペットボトル飲料が主流なイメージがある。

また、お店に入るときにふたが閉められない(= こぼす可能性が高い) ものは持ち込むのが申し訳ない雰囲気があったり、 そもそも飲食店には外で購入した飲食物を持ち込んではいけない場 合もあることから、 TPOにあわせて鞄にしまうことができるペットボトル飲料の方が メジャーなのかな、という気がした。

 

ちなみに、私が個人的に好きだったのは、マンゴー緑茶

適度に甘いが、ごくごく飲める。留学を終えて日本に戻った後、 自分で作ってみたけどまずかった。

やっぱり本場の味が一番なんだなあと痛感した一杯になった。