まめはな雑記

台湾迷の日本人による、旅行記、読書録、その他メモ。台湾以外のネタも少々含みます。

【茶】人生初の茶摘み in 台湾

人生初めての茶摘みが台湾になるとは思わなかった。

先日、インスタグラムを見ていたら、某日、台湾でお茶摘み体験をするので参加者を募集しますというポストを見かけた。ポストの主は、台湾茶の輸入を行うお店。

台湾茶はよく飲むし、お土産として購入することも多いのだが、そのお茶が生産現場を見たことはなかった。なんなら、台湾茶に限らず、日本のお茶も含めて茶葉はガラス越しにしか見たことがない。

そこで、せっかく台湾にいる間に一度は台湾茶を摘む体験をしてみたいと思い、申し込みをした。

茶摘み当日

台中から嘉義にある上川茶業という場所まで行き、そこで茶摘みを体験させてもらった。台中から、休憩もはさみつつ片道2時間半ほどかかったと思う。

茶畑(絶景)

茶畑はいくつかあるのだが、今回茶摘みを体験させてもらったのは、傾斜がある畑だった。若干不安定な足元にびびりつつ、プロの方に茶葉の見極め方や摘み取り方を指導してもらい、いざ体験開始。

摘むべき茶葉

ところが、茶摘み以前に、摘むべき茶葉を見つけることに苦戦してしまった。じぶんがやっとひとつ茶葉を摘んだころに、プロの手にはあふれんばかりの茶葉が握られている...それくらい自分の作業は遅かった。ただ、しばらくやると素人でも茶葉の形と色でなんとなく摘むべきものが見えてきたので不思議だった(それでもノロノロだったけど)。

茶摘み用の刃。指に巻き付けて使う。これを装着したプロの茶摘みスピードは驚く速さだった。

また、茶葉の高さに合わせて腰を曲げながら茶摘みをするのは大変だった(平地だったら茶葉摘みは機械化されているらしいので、こういうハードなところこそ人の手が必要なのだと思う)。この日は天気がとても良かったので楽しめたけど、実際はそういう日ばかりではないんだろうなと思うと、生産者の方に頭が下がる思いだった。

籠をいっぱいにするには、全くスピードが足りなかった。

その後、茶葉の乾燥、茶揉みの工程も体験させていただいた。これも、作業の過程で随所にプロの技が見られた。

乾燥済みの茶葉

たとえば、乾燥させた茶葉を揉むために、一か所に集めるとき。

茶葉は重なり合わないよう大きなざるの上で乾燥させられているのだが、茶揉みのためには、これを集める必要がある。プロは3秒で大ざる上の茶葉をざるの1か所に集めるのだが、これが素人にはできなかった。このざるがそこそこデカくて重い(直径1メートルほどある)ため、ざるをうまくうごかすことができないのだった。

こんな感じで、一見簡単そうな作業も、コツとパワーがないと効率よくできないということを身をもって学んだ。

茶葉を一か所に集めるところ

こうして、ひととおり茶摘み後のプロセスを学んだあと、最後にお茶をのませていただいた。茶葉はもちろん、淹れるのもプロなので、これがとてもおいしかった。プロの手さばきを横で見た印象、たぶん、今までの私は茶葉を蒸らす時間が長すぎた(さっぱりした味が好み)ということに気付けた。プロがさっといれたお茶は、後味にしっかり甘さが感じられた。あまりに美味しかったので、帰省用のお土産としてその茶葉を購入した。この日の経験と、当日聞いた蘊蓄を披露しつつ、みんなで楽しみたいと思う。

そして、本題に戻るが、こういった体験は、ある程度の人数と、体験させてくださる方なしではできないので、今回非常に貴重な時間を過ごすことができたと感じた。ありがとうございました!

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