最近は台湾に行けないので、もっぱら写真を見て思い出を振り返るばかりです。
先日写真をみていたところ、嘉義のマジョリカタイル博物館に行ったときに撮影したものが出てきました。
今回は、マジョリカタイル博物館についてまとめたいと思います。
台灣花磚博物館とは
台湾マジョリカタイル博物館(台灣花磚博物館)は嘉義にある博物館です。
嘉義駅から歩いて10分程度のところにあります。
見学は無料です。
マジョリカタイルとは
マジョリカタイルというのは、装飾タイルの通称で、凹凸と多彩な色を用いた装飾が特徴です。
もともとは英国のヴィクトリア時代(1837~1901年。産業革命期)に作られたタイル(ヴィクトリアンタイル)のことだったようです。
明治時代に、日本にもヴィクトリアンタイルを模したタイルが流入したことが「和製マジョリカタイル」製作のきっかけだったそう。
日本では大正~昭和にかけて和製マジョリカタイルが製造され、1990年代前半には、当時の日本が統治していた台湾にもマジョリカタイルが持ち込まれたそうです。
台湾のマジョリカタイルには、富の象徴や幸せを願う意味を込めて、ザクロや桃などの縁起の良い果物が描かれています。
台湾マジョリカタイルは、現在では姿を消しつつあることから、この博物館ではタイルの展示だけでなく修繕も行っているそうです。
博物館でできること
たくさんのマジョリカタイルを見ることができるほか、描かれている絵の意味やマジョリカタイルの製作工程を知ることができます。
また、マジョリカタイルを使ったお土産も購入することができます。
ちなみに、このアクセサリーに描かれている絵は「百事如意」という意味です
(日本語にすると、万事意のままになりますように、みたいな意味)。
お土産のラインナップは、博物館のHPからでもご確認いただけます。
マグネットやピン、パスケースなどがありました。
もし嘉義に行かれることがあれば、ぜひマジョリカタイル博物館にも足を運ばれてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
台灣花磚博物館:嘉義にあるマジョリカタイルの博物館。タイルの保存や再生などに注力している博物館で、タイルの製作工程も知ることができます。タイルに描かれている花や果物にも意味があり、その解説を読むこともできます。タイルをモチーフにした雑貨も売っていて、お土産としてもおすすめ。 pic.twitter.com/luZmLIxWe3
— まめはな (@dou4hua1) 2020年9月19日