※この記事は2016年7月の投稿を移行したものです
私がライターをさせていただいているTap Tripというサイトがあります。
先日、ここにこのような記事を投稿させていただきました。
これからマニラ行くぞ!って方に読んでもらいたかったので
あまり怖がらせる内容は書かなかったのですが
なんだかやっぱり書き留めておきたい…というか単純に今なら面白おかしく書けそうな気がしたので、ここに、上記のHPでは書けなかったこぼれ話を書いておこうと思った次第です。
実際、マニラに行く機会があるのであれば、こういうこともあるのよ、という参考程度に読んでもらえればと思います。
それでは、START!
1.空港でぼったくられる
マニラの空の玄関、ニノイ・アキノ空港。
記事を書いていて知ったことなのですが、この空港の評判はあまりよくない。
現地人いわく「交通アクセスが良くない」とのことでしたが、ということはタクシーなんかに乗らねばならないわけで、はいぼったくりに遭うパターン…ですよ。
…と、この手の交通手段のぼったくりは筆者も予想していたのですが、ここで遭遇したのが別のぼったくりでした。
それは、SIMカード販売。
SIMカードとは、海外で携帯を使えるようにするICチップですね。
私はSIMフリー端末を使っているので、海外に一人でいるのは不安だと思い(マニラのWifi事情も分からなかったので)、SIMカードを購入するつもりでした。
また空港を出て市街に行き、友人と会う予定だった私は、さっさとSIMカードを買いたかったので、一番人が少ない(2人くらいお客さんいる)カウンターに行き、SIMを入れてもらいました。
ここまではよかった。
ここからです。支払いの際に、両替直後で大きいお金しか持っていなかった私は、その大きい金額のお札を使って支払いをしました。
街中で使うと、お釣りが返ってこない可能性があると思っていたので、空港でくずしておこうと思ったんです。
空港のSIMカード販売所の近くには警察もいたので、ここなら大丈夫だろう…と思ったのがおおまちがーい…
「釣銭ほしけりゃ金払え」
と言われました。信じられない。
しかし、相手の迫力と己の頭の弱さにより、結局その金額を払って釣銭(これがまた少なめだったんですよ!)を受け取りました。
3000円くらいぼったくられました。悔しい。でもお姉さん怖かったので、仕方ない…
2.トゥクトゥクでぼったくられる
マニラ観光2日目、現地人の友人(同い年くらい)と会い、教会に行くことにしました。
集合場所(ホテル)~教会まで、歩いていくのはちょっと大変(暑いし)だったので、トゥクトゥクを使うことに。
値段を交渉してトゥクトゥクに乗ること20分ほど…目的地に着いたのはよかったのですが、ここで当初の20倍の金額をよこせと言われました。
英語とタガロク語交じりで現地人同士が話していたのですが、なかなかお互い口調が激しく…
結局当初の金額の数倍のお金を払ってトゥクトゥクを降りました。
この喧嘩も怖かったのですが、それ以上にトゥクトゥクが過ぎ去った後、現地人の友達から
「もしもあのまま口論を続けたら、運転手は仲間を呼んで、俺たちを殴りに来てたと思うよ…」
と言われたことの方が衝撃的でした。
まじか、ぼったくりてかもはや犯罪じゃないですか…
ぼったくられると負けた気もしますが、身の安全が何よりです…
3.子供が歩いてきた…よけろ!
こちらは先ほどの記事にも記載してあります。
子供とすれ違う時は要注意。
ジュースをかけられて、観光客があわあわしているうちにカバンや財布なんかを持ち去っていくのだとか…なんちゅうこっちゃ。
4.子供がたかって来たら、カバンを守れ
子供に気を付けなければいけないのは、道をすれ違う時だけではありません。
公園などでも要注意です。
マニラにあるリサール公園に行った時のこと。
現地人の友人が「子供が集まって来たら、かばんをしっかり握ってね」と言ってきました。
はて、なんのこっちゃと思い、公園に行ったところ、現地人のところにわ~っと5,6人くらいの子供が集まってきました(しかも手に食べ物とか持ってる)。
カバンの中身を盗んでいってしまったり、先のジュースと同じで服を汚された観光客があわあわしているうちにカバンを持っていくんだとか(今回は服は汚されませんでしたが)…
ほんとにすごいですね…
5.道では常にカバンに気を配ること
また、子供がいようがいまいが、道でひったくりに遭う危険もあるので、かばんには気を配る必要があります。
できればバックパックよりも、ナナメ掛けのカバンを体の正面にもっておいたほうがいいかもしれませんね。
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さて、ここまでマニラであった怖い話を書いてきたのですが、最後によかった話を一つ。
それは先に書いたニノイ・アキノ空港での出来事です。
ホテルに送迎を依頼したものの、空港~ホテルまでの送迎が来なかった(まあ、これはよくあることなので敢えてとりあげたりしない)ため、ホテルに電話を掛けることにしました。
しかし、ホテルにかけても出ない!
私のSIMカード駄目だったんかあ(悔しい)!と思いつつ、とりあえずタクシーのターミナルに行きました。
すると、そこで警察官のおじさん(とはいえ結構若い、そして割とイケメン)に「君、ここで何をしているんだ」と話しかけられました。
事の事情を話したところ、「そうか」とおじさんはうなずき、ポケットをごそごそして、小銭を渡してくれました。
そして
「これで、そこの公衆電話から電話をかけるといい」
と一言。
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イケメンか…!!!!
ありがたくそのお金で電話をかけさせていただきました。
ま、結局電話話つながらなかったんですが(おい、ホテルなにしてんだ…)、現地人の友人とコンタクトをとることには成功し、無事に不ホテルまでの交通手段を確保することができました。
その後、小銭が余ったので、そのおじさんを探し、お礼を言ってお金を返そうとしたところ
「それは君の旅のお土産として持っておいてくれ。良い旅路を!」
と言われました。
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どこまでイケメンなんだ…!
結局、そのお金をいただいて私はホテルまでたどり着きました。
どこの国にもなんだかんだ親切な人はいるもんですね。
とはいえ、やはり気を付けるべきところは気を付けてこそ、旅を楽しめるのだと思います。
行先はどこであれ、身の安全第一に、そして親切な人には感謝しつつ、旅を楽しみたいですね。
さて、今回の記事はこれで以上です!
最後まで読んでくださりありがとうございました!