宜蘭の太平山國家森林遊樂區に観光へ行った。
朝7時に台北を出て、太平山にある観光スポットを車で回るツアーに参加したのだ。
太平山観光ツアーは過去にも参加したことがあるが、今回は少し異なる内容だったので、各観光スポットの記録も兼ねてブログにまとめたいと思う。
今回は、蹦蹦車と鎮安宮について触れる。
蹦蹦車
太平山國家森林遊樂區はかつて台湾三大林場だったところで、森の中には丸太などを運ぶためのトロッコがあった。これを改造して観光トロッコにしたのが蹦蹦車である。
「蹦蹦車」は中文の発音だと「ボンボンチャ」だが、日本語で検索すると「ポンポンチャ」となっているものが多い。この擬音は前身の列車のエンジン音に因むそうだが、個人的にはエンジン音は「ボンボン」が近いと思う。
ちなみに、実際乗るとボンボンという音よりは金属の「ンギイイ」という音の方がよく聞こえた…笑
蹦蹦車は、最近台風の被害から復活して一部運行が再開したそう。確かに去年太平山に来た時は乗れなかったような気がする。お値段はひとり80元(一部運行のため通常価格よりお安め)、30分に一本運行されている。
ツアーで行くと、時間の兼ね合いで乗れる時と乗れない時があるので、申し込む時に確認した方がベター。
そして、路線が一部しか走行できないので、途中で電車が折り返し運転をする(秋田新幹線みたい)。座席は前後転換できないため、帰りだけ電車が後ろに引き戻されるような感じになる。それはそれで新鮮だった笑
景色を楽しみたいなら車両の左側に乗るのがおすすめ。この日は(この日も?)霧が濃くて、幻想的な山の風景を楽しむことができた。
鎮安宮
鎮安宮は、鄭成功や観音菩薩、土地公を祀っていて、宜蘭で一番高いところにあるお寺だそう。日本統治時代はここに天照大神が祀られていた、すなわち神社だったそうだ。
お寺に至るまでの階段がそこそこ長く、普段のジムより心拍数上がった…笑
霧が濃かったけれど、階段の黄色い線のおかげで転けずに参拝して戻ることができた。
ちなみに、お寺のさらに奥には檜の林が広がっていており、時々お猿さんもでてくる(ので警戒が必要)。今回は時間の関係で檜の林には行けなかったが、去年行った際は、傾斜がきつめなトトロの世界にやってきたみたいだ、と思った。
ちなみに、太平山國家森林遊樂區は標高が高いので、現地で販売されていたお菓子の袋とお値段がどちらも膨らんでいた。
行きの車でガイドさんが「山の上は何かと物価が高いので、宜蘭駅で休憩する時に昼ごはんとか、ゆで卵用の卵は買っていってください」とアナウンスしてくださったのだが、そういうことかあと納得した。
太平山にはお湯も出るウォーターサーバーがあるので、結構な方がカップ麺を持参して、山で温めて食べていた。言わずもがな、自分たちも平地から持参したカップ麺を食べました。肌寒い山の中で食べる熱々のカップ麺美味かった。