めったに熱を出さない自分が、台湾生活2年目、2週間で2回発熱するという、珍しい出来事が起きた。
小学生の時は、1年に1度は発熱していたが、中学生になり体力がつくと、風は引いても発熱まで至ることは減った。熱を出すと言えば流行りの病で、新型インフル、新型コロナ(及びそのワクチンの副反応)だけであった。
ところが、台湾にて、先日感染した新型コロナから回復した矢先、再び発熱してしまった。
厳密にいうと、いきなり発熱したわけではなく、ある日起きたら、朝から下痢が止まらず、あとから関節痛、頭痛、発熱もして、ダウンしたというもの。
のどの痛みや咳はなく、一番重い症状が下痢であることからして、新型コロナではなさそうだ。
病院へ行く
発症初日は、出かけられないほど体調が悪かったのだが、熱がひいて、下痢でお手洗いに行く頻度が減ったタイミングで病院に行くことにした。この時点で胃腸炎だろうとは思っていたのだが(根本治療薬はなく、自然に回復するのを待つことになる)、さすがに3日間食事が取れず(食べると気持ち悪くなってしまう)ふらふらになってきたので、整腸剤かなにかほしいと思ったのである。
台湾の病院に行ったのは過去に2回。1回目は、留学中に身体に合わないものを食べて救急で診てもらったとき(この時は台湾人の友人が一緒に食事をしていたので、私に代わって全てをお医者さんに説明してくれた)。2回目は台湾に来て一年目の健康診断。ということで、3回目にして、体調不良で一人で病院に行くことに。実質「はじめてのびょういん」。
自分は海外旅行保険をするため、病院で、証明書をお医者さんに一筆書いていただく必要があった。そこで、外国人の対応に慣れていそうな病院に行こうと思い、日本の上司たちにお薦めされてきた台安病院に行くことにした。
台安医院 Taiwan Adventist Hospital
手順としてはウェブ予約→到着後受付→診察→会計→処方箋受け取る、というもので日本とほぼ同じかなと。予約した時間帯にいってみると、日本でほぼ行ったことがないような、かなり大きい病院。
これだけ大規模な病院に初めて来たので「こうやってさばいていくのか…」と思いながら受付を済ませて診察室へ。この間、受付から、事前のセルフ血圧測定から、当該診療科の待合室に来た「チェックイン」から、何まで健康保険証を使う(が、自分は持っていないのでスルー)。かなりスマートだけど、外国籍で保険証がない状況だと、カードでピッすませられることができないので、ハード。
診察は、至ってシンプル。下痢などの症状があったこと、今はもう止まっているが、食後に気分が悪くなるため食事がとれていないことを話した。
もうほぼ治りかけの胃腸炎ですね、とのことで、正直原因はわからないが、海外旅行保険の申請に必要な紙も記入いただけたので一安心。会計を済ませて、薬をもらい、美味しそうな飲食店が立ち並ぶ道を「早くこのチキン食べられるようになりたい」と思いながら帰った。
感想
台安病院に行った個人的な感想しては、外国人向けにフェブサイトを作っているだけあり、対応に慣れている感じ。保険証がないイレギュラーな患者の対応も難なくしてくれた。清潔感もあったし、夕方に行ったからか、あまり混んでいないのも良かった。
ただ、健康保険証を使うシステム(セルフ血圧計と体重計や、待合室のチェックイン)は使えないので、保険証を持っていない外国人は若干不便と感じるかも。この点は、比較的小規模なクリニックに行ったほうがスムーズかもしれない。
なお、今回は胃腸内科を受診したが、診察そのものは中文か英文だった。台安病院には、日本語ができる先生もいらっしゃるものの、それは一部の診療科の一部の先生のみ。また、受付など、診察室以外のやり取りは全て中文になる。そのため、外国人の対応になれている病院ではあるが、それこそ日本人が台湾旅行や出張期間中に急に体調を崩した際に、一人でかかれるかという観点で見ると、中文(または英文)ができなければ大変そう、という印象だった。
病院探しのご参考になれば。
ちなみに、日本人がよくお世話になる台湾の病院リストは、ジャピオンさんのウェブサイトでみることができるので、ここを見て探すと良いと思う。
総合病院・総合クリニック - 台北ジャピオンウェブサイト | 台北情報 | 台北ジャピオンWEBサイト
早く治して美味しいもの食べられるようになるぞ~