まめはな雑記

台湾迷の日本人による、旅行記、読書録、その他メモ。台湾以外のネタも少々含みます。

【旅】北投温泉

先日、はじめて北投温泉にいってきた。

台湾には温泉がいくつかあるとはしっていたのだが、水着が必要だったりと日本の温泉とは少し違うということで気後れしていかないまま、留学時代はおわってしまった。

今回、温泉好きな友人と共に、日帰りの北投温泉に行ってみたので記録がてらここにまとめようと思う。

新北投温泉とは

台北駅から地下鉄を1回乗り継いでいくことができる、温泉区。所要時間は片道40分前後(自転車で行くには厳しい距離)。

台湾の箱根とも呼ばれる温泉街で、日本統治時代に(特に日露戦争時代に傷痍軍人が運び込まれて)発展した。今もそうだが、台湾では湯船につかる習慣があまりないので、温泉大好きな日本人がここを開発したというのは納得な話。

(参考)片倉佳史(2012)「北投温泉を歩く-その1」『交流』858

新北投駅(旧駅舎)

瀧乃湯の日帰り温泉

今回は、日帰り温泉に行くつもりだった。いろいろ調べたところ、日帰り(宿泊をしなくても利用可)で、手ごろな値段の温泉は限られるらしい。

最終的に、結構清潔との評判があった瀧乃湯という温泉に行くことにした。新北投温泉から徒歩5~10分ほどの距離なので、すぐにつく。

料金は150元で、タオルやせっけん類の提供はない。これらはすべて持参する必要がある。それから、女性は髪を必ずくくる必要がある(これは日本も共通)。なお、ここはいわゆる日本式の公衆浴場なので、水着の着用は不要。生まれたままの姿でいざ湯船へ。

この名前が彫られた石が目印

ここで入湯料(現金)を支払って、温泉に入る

温泉内の写真はないのだが、まっさきに思ったことは、お湯が熱めだということ。2つの湯があったが、どちらも40度前後で、熱い方は5分入っただけでも汗がとまらなくなった。そして、けっこうコンパクトな温泉にぎっしり人が浸かっていて、これは日本で意外と見られない光景かも...と思った。

ここでの温泉の入り方としては、ゆっくり長くつかるというよりも、ちょっと浸かったらお湯から上がって休憩(給水して涼む)をして、落ち着いたらまた入る、というのを繰り返すスタイル。お風呂というより、サウナの入り方に近いかも。水の持参は必須だなと思った。

温泉たまご

温泉につかったあとは、街を散策。温泉卵が売っていたので買って食べた。日本と違ってかためのゆで卵。塩とスパイスがまざった台湾ぽい風味の味。

温泉街

温泉卵

地熱谷

その後、温泉のさらに奥にある、地熱谷というところへいった。ここは無料で見学できる、温泉スポット。地下から温泉が湧いており、晴天の暑い日でももくもくと煙が立っていた。硫黄のにおいがして、湿気がすごい。なんか、大分の地獄温泉を彷彿とさせる光景だった。

地熱谷

地熱谷

おわりに

その後、本当は博物館も行きたかったが、ものすごい行列&そのあとに用事があったので今回は断念。次回は行けるといいな。

それから、今回はいわゆる日本式の公衆浴場に入ったが、それでも混雑さにやや圧倒されてしまった。次回行く機会があれば、宿泊してホテルの温泉にもはいってみたいなと思った。