まめはな雑記

台湾迷の日本人による、旅行記、読書録、その他メモ。台湾以外のネタも少々含みます。

【旅】台湾好行金門ツアー:A水頭翟山線

先日、金門に旅行に出かけた。私は台湾で運転ができない(というか日本でもペーパードライバー)であるため、観光には基本バスを使う。

今回は、台湾好行というバスを使って観光をしたので、今回はそのうち「A線」と言われるツアーのレポをしていきたい。

水頭聚落でみられるマジョリカタイル

台湾好行金門ツアー

金門には7本のツアーがある。概要やチケットの手配方法は以下の記事をみてほしい。

dou4hua1.hatenablog.com

A 水頭翟山線の概要

今回乗車したのは、A線。午前発、金城バスターミナルを出て、金門の南西部をみるツアーである。観光客向けの軍事拠点に加え、伝統的な閔南建築の集落を見ることもできる。

▼公式ウェブサイト

https://www.kinmendiway.com/tw/lineA.php

個人的におすすめなのは、莒光樓。見た目のインパクトもあるが、それ以上に、金門とはどういう場所なのか、ということがわかる展示があるため、ざっくり観光地のバックグラウンドを知ることができる。

通過する観光スポット

莒光樓

1952年に建てられた3階建ての建物で、金門の紹介をする展示がある。八二三砲戦など、金門の防衛に成功後、駐ベトナム大使などを務めた胡璉将軍の青天白日勲章なども展示されている。

莒光樓

莒光樓

水頭聚落

金門のなかでも最も早く発展した集落の一つ。水頭碼口という埠頭があり、厦門との水路をつなぐ交通の要所。

伝統的な閔南建築に加えて、金門から東南アジアに出稼ぎに出かけた華僑の方々の住宅(マジョリカタイルが使われた洋館だったりする)や学校の跡地などもある。

水頭聚落

水頭聚落には黄さんが多いそう

洋館のなかでも、得月樓は、当時この付近で最も高い建物だったそう。昼間であれば内部の見学も可能になっており、ツアーに参加すると解説も聞けるのでお勧めだ。

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明遺老街

金門に残る明朝時代の集落。実質的に、台湾・閩南文化圏に現存する最も古い「老街」で、人はほぼ住んでおらず、住居だけが残っている。

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文台寶塔

1387年に航海指標として建てられた塔。戦禍にも負けず見事に残った石のタワー。よく見ると石に文字が彫ってある(赤い文字もあればそうでない文字もある)。

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翟山坑道

金門にある軍事用トンネル。

八二三砲戦期間中に、5年の歳月をかけて掘った地下トンネルで、船も隠せる。

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感想

莒光樓や翟山坑道を通じて、軍事拠点として金門がどういう場所だったか、実際にどのように防御したのかといったことがわかる。加えて、集落やそこにある建物を見て、閔南建築や華僑の方々の当時の生活を覗くこともできる(建物内に展示があるものあった)。

金門の南西部エリア観光でありつつも、金門を多面的に捉えることができる観光ルートになっており、初金門という方には特におすすめのルートだと感じた。

おまけ

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最後までお読みいただきありがとうございました。