台東にある、緑島へでかけた。
面積16平方キロメートルのこの島の観光は、バイクを使うのが普通なのだが、自分は免許証の翻訳を持っていないどころか、バイクを運転したことがなく(自動車はある)、ペーパードライバーなため、バイクの利用を断念した。
代わりに、自転車で緑島を観光したので、その感想を綴りたい。ちなみに、簡潔にこれから書かれる内容を要約すると「坂が多いのでめちゃめちゃ疲れるのでできればバイクの方がいい」。
自転車を借りられる場所
そもそも自転車で観光をする人が少ないため、自転車を借りられる店は少ない。免許不要の電動サイクルは別途あるらしいので、バイクが運転できない場合は、できればそちらを探した方がいいとは思うが、今回はノーマルママチャリを借りた(それしかなかった)。
自転車を貸してくださったのは、綠島綠邑という民宿。ここに宿泊しなくても、身分証があれば自転車を借りることができる。
借りる場合は、顔写真付きの身分証を預けて、料金を前払いする。今回の料金は、24時間で1台300元だった。なお、身分証はパスポートや居留証は民宿のチェックイン等で必要になるため、台湾の健康保険証などがよいようだ。ただ、自分はそれももっていなかったので、日本の運転免許証を利用した。とにかく、顔写真がついていることが大事なようだった(日本の保険証は顔写真がないため使えなかった)。
こうして自転車を手に入れ、島観光をスタート。この日は天気が曇りだったのと、風が強かったので、平地を走っている限りはそこまで暑さを感じなかった。ただ、風が強く、帽子が吹き飛ぶため、途中で被るのはあきらめてしまった。
また、島の西半分は坂道が多いため、正直、自転車での観光はあまりおすすめできない。滝汗をかき、途中で飲み物の購入をしながら、観光地(ここも階段上ったり、歩いたりと、それなりに体力を消耗する)をまわった。
14時ごろ観光をスタートさせて、17時半には島一周できたというかんじ。バイクであれば、1時間半~2時間で1周できてしまうとのことなので、自転車は倍の時間がかかるとみてよいだろう。
曇天のため、夕焼けは見られず、むしろ空が暗くなるのが少し早く感じられた。海を眺めるのであれば日没前がよいため、夕方自転車を借りて島一周というのはもったいないかもしれない。また、街灯が多いわけでもないため、島一周をするのであれば、できるだけ明るいうちがよさそうだ。
ちなみに、今回自転車で回って一番きつかったのは、梅花鹿保育区。道はさほど長くないのだが、山の中にあるんおで傾斜がきつい。今回、借りた自転車に鍵がついていなかったので(わざわざ盗む人もいないとは思いつつ)、乗れるところは自転車をこぎ、きついところは自転車を押して20分ほどかけていった。
と、こんな旅をしたので、緑島観光を楽しんだ2日間はとてもよく眠れた。
ジムを休んで旅行したけど、ジムに行ったとき以上に運動したのではないかと思う。
また、緑島は病院も小さいので、無理に運転して怪我をするよりは、安全な手段を選んでよかったと思う(自転車こいだら熱中症リスクは上がりそうとは思うが)。
バイクは運転できないけれど、緑島に行ってみたいという方の参考になれば幸いである。
最後までお読みいただきありがとうございました。