小琉球の北西にある、軍事基地(砲台)の跡地に、杉福生態廊道というエリアがある。
これまで、小琉球に砲台などがあるイメージがなかったので、こんなところがあったんだと驚いた。
大砲はすでにないので、あくまで残っているのは空間だけ。とはいえ、大砲の図面などが貼られているのと、金門、馬祖、亀山島などで似たようなトーチカを何度もみていたことがあるので、大砲がなくとも、ここが軍事基地だったことが見てすぐ理解できた。
天井には、梅の花と思しき形に穴が開けられていた(これはなんなのかまではわからなかったけど、他の砲台でみる、爆発音を吸収するための刺刺の天井とは違うもんなのかな?)。
夕方で西陽が目の前にあったので、眩し過ぎて海岸はあまりよく見えなかったけれど、干潟の生き物たちが見られるらしい。
なお、このエリアには海岸線に沿って歩道(琉行之道)があり、そこをたどると看海不是海というモニュメントにいきつく。
これは、海を見つつ、思いはその向こうにあることを表しているそう。
私は故郷に海がないので、海=非日常で、旅行にきたァと強く感じる。今回は、この歳でこんなところに、一人でふらっと来れちゃった、不思議な縁だなあと思いながら海を見た。