まめはな雑記

台湾迷の日本人による、旅行記、読書録、その他メモ。台湾以外のネタも少々含みます。

甲子園の土を見て思うこと

今年も甲子園の季節になりました。

新型コロナの影響で無観客試合となっているようですが、私はテレビで観戦してファインプレーに歓喜したり、負けて涙を流す選手を見てウルウルしたりしています。

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さて、甲子園で敗北したチームは甲子園の土を持って帰る、とききます。

最初に土を持ち帰ったのは1937年の川上さんという説があるそうで、約80年前から続いている計算になります。

(出所)Q & A | 阪神甲子園球場

 

さて、甲子園×台湾といえば、KANOですが、この映画の最後のシーンにも、甲子園の土を台湾に持ち帰るシーンが出てきます。

※KANOが甲子園に出場したのは1931年なので、甲子園の土を最初に持ち帰ったのが1937年とすると時間軸は矛盾しますが…。

eiga.com

 

実はこの「土を持ち帰る」という行動、基本的には海外から土壌を持ち込むことは禁止または検疫必須とされています。

台湾の植物検疫について:Plant Quarantine()

日本の植物検疫について:海外から野菜や果物を持ち込む際の規制:植物防疫所

つまり、平成・令和の時代に日本から台湾(またはその逆)に土を持ち帰ることは困難といえます。KANOが甲子園の土を(史実ではない可能性が高いですが)持ち帰ることができたのは、台湾が日本だった時代だからこそできたことなのだろうと思いました。

 

たぶん、KANOのあのシーンを見てこんなこと考える人いないと思うんですけど…

職業柄「土を海外に持ち帰る」ということにびっくりしてしまいました笑

 

それでは今回はこの辺で。

駄文でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。