※この記事は2015/5/14に書いた記事を移行したものです
さて、今日は「宗教学概論」という授業で習った
「ラーマーヤナ」について書きたいと思います。
大学受験で世界史を使った方は聞いたことあると思いますが、「ラーマーヤナ」はインドの叙事詩です。
大昔のインドではバラモン教がメジャーでした。
しかし仏教からの批判や土着の宗教の影響を受け、バラモン教は変質して、ヒンドゥー教が誕生したそうです。
そして、このヒンドゥー教確立までの時代に作られたのが「ラーマーヤナ」です。
もうひとつ「マハーバーラタ」という叙事詩もこのころにできた有名なお話です。
・・・が、今日はラーマーヤナについて語りたいと思います。
実は、2015年1月にインドネシアに行ったとき、実際にラーマーヤナの劇を観に行ったんです。
インドネシア独特のゆっくりした動きと、音階がよくわからないものすごく東南アジアっぽい音楽(ガムラン)が印象的でした。
主人公のラーマ王子(左)と、シータ姫(中央)、王子の弟(右)
この3人が主な登場人物。
ある日、3人が森に行ったところ、黄金の鹿が現れます。
それを狩りに行こうということで、王子兄弟は姫を置いて鹿を狩りに行きました。
すると、ひとりになった姫のところに物乞いがやってきたのですが・・・
それが悪者だったーーー姫はさらわれてしまいます。
(実はこのあたり、鹿の正体については諸説あるようです)
↑黄金の鹿
↑一人で待つシータ姫
姫がさらわれたことを知った兄弟は、親友の鳥を偵察に行かせました。
が、救出は失敗。むしろ鳥は大けがを負って亡くなってしまいます。
↑親友の鳥。実はこの鳥は、ガルーダともいわれます。
今度は、親友の猿に協力してもらい、姫を救おうとします。
↑右上の白いサルが、大活躍します
猿は姫を救出・・と思いきや、悪者に見つかって火刑に処せられます・・・
個人的には、この猿のパフォーマンスが一番迫力ありました。
↑火の中のシーン
なんとか生還した猿から情報をもらい、王子も悪者を退治しに来ます。
↑ここ、その戦いの場面なんですが、弓矢飛んでました。
ここまでやっちゃうんですね。驚き!
実はこのお話、ここでお姫様を救ってハッピーエンド・・・ではないんです!
気になる人はぜひ調べてみてください(諸説ありますが)。
↑出演者の皆様
どうやらこのお話、細かいところはその国や宗教によって違うらしいです。
ちなみに、今回の写真は2015年にインドネシアのジョグジャカルタで
ラーマーヤナを鑑賞した際に撮影したものです。
今回のストーリーも、ラーマーヤナのひとつ、ということでとらえてくださいませ。
以上、ラーマーヤナでした!
これ書いていたら、またインドネシアに行きたくなってきました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。