台湾のレシート(發票)は宝くじのようなものになっていて、2か月に1回、当選/落選の結果が発表される。これまで2回ほど当選した。
ただ、外国人であること(というよりビザの種類に起因する身分証の番号のせい?)から、引き換えには若干手間がかかった。今回は、そのときググったサイトなどをメモがてらまとめたいと思う。
レシートくじ
冒頭、レシートといったが、最近は紙資源の節約等の観点から、レシートの電子化が行われている。個人的に、個人経営の店や夜市のような露店系の店でなければ、たいていどこも電子レシートを導入している印象。
お会計の時に「有載具嗎?」とよくきかれるが、この「載具」というのは電子レシートをためるクラウドファイルのようなものである。電子レシートをためるには、スマホバーコード(手機條碼)を申請する必要があり、専用アプリ(いくつかあるので使いやすいものを選ぶのが◎)をインストールし、電話番号・メールアドレス・身分証などを使って登録をすれば準備が完了する。詳しくは、財政部の以下のサイトからどうぞ。
当たりの確認
くじが当たったかどうかの確認は、2か月に1回行われる。
当たりの発表は財政部(財務省に相当)のHPなどで行われるが、載具アプリを入れていると、アプリが自動で当たりはずれの照合をしてくれるから大変便利だ。
ちなみに、アプリがあっても、電子レシートを発行しておらず、紙のレシートしか発行しない店がある場合、そのレシートは手入力しなければならない。紙のレシートにはQRコードがついているものとそうでないものがあり、ついていればカメラスキャンで一瞬で読み取れるが、QRコードがない場合は英数字を完全手入力しなければならないので結構面倒である。
あたったくじの引換…の前に
あたったレシートくじは、引き換え期間内に指定の場所で、現金と引き換えができる。
なお、台湾籍であれば、載具アプリに銀行口座を紐づけして当選金を自動入金するという設定ができるらしい。これができれば、引き換えに行かなくていいし、なにより引き換え忘れでお金を逃すということもなくなるので大変便利だ。ただ、私は居留証の番号(ビザの種類?)がはじかれてしまい、その紐づけができなかった(涙)
銀行口座紐づけに失敗した場合は、引き換え場所まで足を運ばなければならない。
ここが少しややこしいのだが、当たった金額により、引き換えできる場所が異なる点は注意が必要だ。
以下のサイトに記載があるように、1000元までであればコンビニで引き換えできるが、それ以上になると指定の銀行に行く必要が生じる。私は、1回だけ4000元が当たったことがあるのだが、これもコンビニで引き換えできると思って行ったら、それだけはじかれた。
いざ引き換え
金額によって引き換え可能な場所は異なるものの、基本的にどこでも必要な手続きは一緒である。なお、これは電子レシートのあたりくじ(紙のレシートなし)を、銀行口座紐づけに失敗した外国人がどう引き換えたかを書いているので、そもそも銀行口座紐づけができていればこの作業は必要ないかもしれない。
1.コンビニで電子レシートの情報を、紙に出力する
まずは、コンビニに行き、電子レシートの情報を紙に落とし込む必要がある。
セブンならibon、全家ならファミポートでこの操作を行う。以下のウェブサイトが画面の写真付きでやり方を紹介しているので、この通りやればよい。操作が完了すると、当たったレシートの内容が印刷された紙が出てくる。なお、当たったレシートが3枚あった場合、この紙は3枚出力される(1枚にまとめて出力はされない)。
セブンイレブン:中獎發票 711-IBON 兌獎操作流程 : DECATHLON TAIWAN Co., Ltd.
2.出力された紙に必要情報を記入する
出力された紙には、名前と電話番号を記載する箇所があるので、そこを埋める(ここは手書きなので、ペンを持っていくといい)。
3.レジ/受付で引き換え
必要情報を入力したら、その紙と身分証をもってレジ(銀行なら受付)にいく。紙を渡すとお店の人が情報を確認してくれ、完了すると現金を渡してくれる。紙は回収される。
なお、200元が当たった場合は200元をそのままもらえるが、500元以上があたると0.4%が税金として引かれる点は注意が必要である(なので、小銭ジャラジャラになる)。
まとめ
今回は、電子レシートのあたりくじ(紙のレシートなし)を、銀行口座紐づけに失敗した外国人がどう引き換えたかを書いた。おなじような境遇の方の参考になれば幸いである。
新年早々凹むことが多いけど、發票で700元当たってちょっと元気出た(7、8月分の引き換えは今日まで)。
— まめはな (@dou4hua1) 2024年1月5日
おまけ
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