旅先日、日帰りで烏來(ウーライ)へ出かけてきた。
留学した時に一度行ったことがあるのだが、その際は台風の影響でトロッコにのることができなくなっていたため、リベンジを兼ねて観光に行くことにしたのだ。
烏來とは
烏來は台北から1時間ほどで行くことができる場所で、原住民のタイヤル族が多く暮らす地域と言われている。実際、彼らがよく食すスパイスや穀物などを用いた料理を食べることができるし、織物などもみかけることがあるので、いわゆる日本人観光客が「台湾」と聞いて想像するのとは少し違う、エスニックな雰囲気が感じられる。
歴史としては、日本統治時代に林業が発達した(もちろん、その背景には技術の進歩と過酷な労働があった)場所である。当時木材を運ぶために利用されていたトロッコが、観光に用いられるようになり、機械の改良を重ねて現在われわれがのれるような形になったようだ。
烏來へのアクセス
烏來の中でも食事処やトロッコの発着駅がある烏來老街の位置は以下のとおり。
台北からのアクセスだと、公共交通機関を利用する場合は以下の二択になると思う。
- 台北駅から烏來いきのバスに乗る
- MRTで新店までいって、そこから烏來までのバスに乗る
個人的には、なるべく遅れていないバスに座っていきたいのであれば台北駅から乗車の方がよいが、バス酔いが心配な人は新店までいってそこからバスに乗る方がよいかもしれない。私は後者を選択したが、その場合、バスの乗車時刻は30分ほど。ただし、新店到着時点でバスが数十分単位で遅れており、かつほぼ立ち乗りになってしまうようだった。
観光ルート
今回、バスが遅れに遅れて、図らずも烏來到着がお昼になってしまったので、まずは烏來老街で腹ごなし。ここはご飯もお土産も売っているので、にぎわっていて楽しい。レストランはお値段とボリュームを見た感じ、1人ではあまり楽しめなそうだったので、ストリートフードに的を絞って楽しむことに。
その後トロッコに乗り、烏來瀧(烏來瀑布)へ。トロッコは片道50元で、現金・カード・モバイルペイメントでの支払いが可能だった。
トロッコにのること5分ほど。烏來瀑布に到着。近くの林業に関する博物館(無料)をみたり、近くのお店を覗いたりした。お店を見た感じ、烏來老街よりも、烏來瀑布周辺のお店の方が食べ物の値段は全体的に安い。
烏來瀑布を見ていたら、瀧の上までいけるケーブルカーを見つけたので、それに乗ってみることに。
烏來瀑布の上には雲仙楽園というリゾート地があった。時間の関係で全部は見て回らなかったが、水生生物の勉強をできる公園のような場所があったり、ボートを楽しめる池があったりした。
その後、ケーブルカーとトロッコを乗り継いで烏來老街までリターン。
少々小腹が空いたので、ストリートフードを探す。そういえば、烏來では「馬告」という単語を耳にするので調べたところ、タイヤル族がよく用いるスパイスのことを指していた。結構珍しいスパイスとのことなので、これはぜひとも食べてみたいと思い、馬告いりの香腸(フランクフルト)の店に並ぶ。
実は、私は香腸の甘さが苦手で、普段は食べない。ただ、馬告の味はレモンペッパーのような感じときいたので、それなら食べられるかもと思い、トライしてみた。
注文した香腸が焼きあがったので実食。たしかにレモンペッパーのような風味!これ、馬告だよと言われなければ、レモンと胡椒を書けたと勘違いするくらい味が似ていた。また、よくある香腸の甘さが控えめになっていて、食べやすかった。
お腹が満たされたところで、新店に向かうバスに乗車。ちなみに、バスターミナルの近くにある立体駐車場の中にきれいなお手洗いがあるので、観光やバス乗車の前後にはここで用を足しておくことをお勧めする(ただし、午後はペーパーが切れていることが多いので、ティッシュは持参した方がよい)。
ちなみに、新店まで戻ったあとは、すこし暇つぶしをしたのち、碧潭の水上ショーを鑑賞した。5月もまだ開催しているらしい。
そんなこんなで、日帰り烏來旅行は終了。トータル1万歩以上あるき、いい運動になった。台北から日帰りで行ける(11時に新店到着~16時に新店戻り)距離なので、ぜひ台北周辺で少し足を延ばして観光をしてみたいという場合は訪れてみてほしい。トロッコ、馬告フランクフルト、おすすめ。
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