まめはな雑記

台湾迷の日本人による、旅行記、読書録、その他メモ。台湾以外のネタも少々含みます。

【レポート読解】台湾のキャンプ事情

新型コロナの影響で、海外旅行が困難になったことを契機に、台湾でキャンプ(露營)が人気になったらしい。

最近台湾に行っていないので確信的な情報はないものの、インスタグラムやFacebookをみていると、新しいキャンプ場ができていたり、実際にグランピング(豪華なキャンプ)をやったという台湾人の話も聞いた。

ちなみに、新型コロナでキャンプに人気がつく、ということ自体は私も理解できる、というか私もそうだった。

ちょうど新型コロナのタイミングで知り合った友人にキャンプ好きが多く、彼らの誘いでキャンプをするようになった。

レストランや屋内の娯楽施設に比べれば、不便な点はあるものの、新型コロナ感染のリスクは少なそうだし、解放感も味わえる。

だから、新型コロナで失われた娯楽の代替をきっかけに、キャンプに関心を抱き、はまる人が出てくること自体には納得できる。

 

さて、本題に戻るが、凱度洞察台灣(カンター)と、LifePointsという企業が台湾のキャンプに関するレポートを発表していた。
2022年7月に実施した調査で、500人以上の、18歳以上の台湾人に対してキャンプに関する調査を行ったという。

www.cna.com.tw

レポートによると、過去3年以内にキャンプに行ったことがある人が39%今後1年以内にキャンプをする計画がある人が59%に上ったという(出所: Kantar 凱度洞察台灣/LifePoints)。また、とりわけ49歳以下の人や、北部地域でキャンプへの関心が高いことも明らかとなった。

新鮮な空気とプレッシャーからの解放を求めてキャンプへ...

レポートによると、キャンプへ行く主な要因としては、新鮮な空気を吸って森林浴をする、都市を離れてプレッシャーから解放される、といったものが挙げられた。

ちなみに、40~49歳の回答者からは、子供を思いっきり遊ばせて疲れされるため、子供を自然の中で遊ばせて非日常的な体験をさせたいという声が比較的多く寄せられたという。

個人的には、これは日本でキャンプを楽しむ人とも共通するかなという印象。
キャンプ場にもよるが、結構家族連れ(ペット含む)でキャンプに来ている人は多いし、釣りや虫取りなどのアクティビティができる場合もある。

なお、レポートによると、18~29歳では恋人やパートナーとキャンプに行く人が70%、40~49歳では家族(66%)や子供(62%)とキャンプをする、と回答した割合が高かった。

通常キャンプの消費額は3,850台湾元

キャンプで使うお金は、過半数が3,000台湾元以下、と回答した。最近は円安が進んでいるので、だいたい12,000~15,000円くらい。

平均金額は、通常キャンプの場合は3,850台湾元とのこと。15,000円くらいとみておけば相場観をつかめるのだろうか。ちなみに、グランピングだと4,110元と、2万円越えとなり、これは日本と同じくらいかかるんだなあという印象。

キャンプは、滞在場所に払うお金に加えて、たいてい食材費や交通費も必要になるし、なによりキャンプ用品や防寒等、器材面でお金がかかる感覚。

もちろん、器材は減価償却していけばいいのだが、基本「場所以外何でも自分で用意する」のがキャンプなので、意外とお金がかかるのは日台共通なんだなあと思った。

台湾にはたくさんのキャンプ場

台湾に留学していた時は、キャンプをしなかったので、いずれも訪れたことはない。けれど、まとめサイトなどをみると、台湾にもたくさんキャンプ場があるようだった。

blog.kkday.com

www.funtime.com.tw

ちょっと、自前のキャンプ道具を持って台湾にキャンプに行く...というのは難しそうだが、機会があればぜひ訪れてみたい。